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2024 February 27

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Musubiアームチェアの物語

Musubiアームチェアは、デザイナーのロナン・ブルレックが「日本の高度な職人技を即座に物語るような彫刻的な椅子」と語るように、美しく削り出された木のパーツが特徴的です。背もたれ、肘掛け、座面はすべて、有機的で美しい曲線を描いています。

「この椅子は、初めて柳宗理のヤナギチェアの肘掛けを触ったときに感じた感覚からインスピレーションを受けました。椅子がもつ美的そして感触的な価値観を表現し、座る時だけではなく、触れた時に心地よいと思えるような椅子を目指しました」とロナン・ブルレックは語ります。

木の豊かな量感がある背もたれと肘掛けは、結び目を思わせる独特の方法で接合されており、精度の高い加工と接合により強度を保持しています。
「Musubi」と言う名称はブルレックオフィスでさまざまなディスカッションを経て名付けられましたが、ロナン自身はこの名前が醸し出す音色や響きに惹かれたそうです。

Musubiアームチェアを製造する飛騨産業は100年以上の歴史を持つ、曲木技術を誇る木工家具メーカーです。開発中は、飛騨産業の人間工学の知識にもとても驚かされたとロナンは言います。背中をサポートするたっぷりとした背もたれ、座る時にぴったりとフィットする座面の緩やかなカーブ、そして思わず触れたくなる木の感触が魅力の肘掛け、それらの全てで快適なかけ心地を叶えてくれます。

Photography & Copyright: studio bouroullec



下記の動画もぜひご参照ください。
ロナン・ブルレックのインタビュー(日本語字幕付き)

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